人混みのひとり - ソウル冬旅2013 - 7 -

週末の明洞はすごい人．その人々をかき分けて，まずは両替へと河東館がある通りへ．
その通りの公認両替所2か所とセブンイレブンの3つを比べて利用しています．
3つ同じこともあれば，どこかちょっとだけ良いこともあり，
それも一貫せずで，このカラクリは素人には全く分からず，アナログに見比べるだけ．

両替を終えた後は，ちょうどお昼時．
今回食べたいものを考えた時に，みんな一致していたのがカルグクス．
スケジュール的に組み込むとしたら朝ごはんに入れるしかなかったのですが，
カルグクス屋さんの多くが早くて10時，他は11時ごろからの営業が多いのです．
しかし｢食べられないと思うと・・・｣パワーが威力を発揮し，
朝から営業しているお店を見つけていましたが，先にも述べたように予定が二転三転．
ここでも｢本当は・・・｣シリーズで，急きょお昼に頂くこととなりました．

■明洞餃子明洞には2店舗ある，言わずと知れた有名店．
そのいずれも通りをまたぐほどの行列に目を見開き，諦めようとしたものの，
回転が速く，15分ほどで店内へ．
これだけのお客さんを1階・2階へとさばき，注文を受けて会計をし，
そしてお料理を運んで，キムチやサービスのご飯をふるまって，
見えているだけでもすごい動きですが，厨房はどうなっているんでしょう．

席に着くとまず配られたキシリトールガム．
こちらはニンニクたっぷりのお料理なので，その配慮から．
ちゃんとお店の名前が印刷されているのが意外でした．

◆カルグクス韓国らしくとっても大きなどんぶりに，たっぷりと入ったカルグクス．
ひき肉と餃子が乗ったカルグクスは，優しいお味で，
でもお肉を痛めた風味か，ちょっとおこげのような香りが意外な取り合わせ．
五島うどん(や稲庭うどん)のような細い麺のおうどんが美味しい．

◆マンドゥ一つ一つは食べやすい小ぶりなサイズ．
小龍包のように中にはスープも溢れ，こぼさぬようにと大事にいただきました．
ちなみに私にとっては激辛のここのキムチ．
辛いというより，キーンとくるような刺激で，それでもちょっと刺激を入れるのに
白いところを見つけて頂きました．

目の前の洋服屋さんの軒先にカードが並べられていました．
こちらのカード，アックジョンでも見ていたのですが，
その時はとても寒くて手を伸ばせず心残りだったのが，こんなところでも遭遇．
｢大学生が作ったんだよ｣とも聞いたような，この見事な切り絵のカード．
もっと複雑な技巧のカードもあり，選ぶのにも一苦労．
｢これいくら？」「〇番はある？」などの質問を，1人で対応するオニイサンに
周囲の人をかきわけて，私も数枚お買い上げ．
カードとしてだけでなく，オブジェとして飾るにもいいかと
送る相手を想像しながら選ぶのもまた楽しい時間でした．