2013年 10月 23日
公演の前と後 |
K-BALLET COMPANYの『白鳥の湖』
白鳥なのに、王子様がポスターを飾る…
先日,お友達に誘われて,白鳥の湖を観てきました.
このポスターに,さすが熊川哲也!と思わずにはいられませんでしたが,
会場についてさらに驚き.
これは,ONWARD presentsだったからだけなんですが,更に面白かったのは…
そういう私も,もこうして撮っていますしね.
さてさて,本編.
熊川さんが舞台美術や衣装にまで携わってらっしゃるとのこと.
シーンによっては,お衣装に目が行きすぎてしまうところもありながらも,
そのくらい衣装がとってもかわいかったり美しかったり.
白鳥たちのお衣装もシンプルなのにふんわりシフォンのようで美しかった.
内容はポスター通り,王子様の心情を辿るような展開.
ストーリーがとても分かりやすかったと思います.
福岡公演はオデット・オディール各々配役されていたので,その共演もありました.
そして肝心の熊川さん.
彼の代名詞でもあろう滞空時間の長い跳躍や早い回転はもちろん,
静止した時の正確さや芯のぶれなさはさすが.
会場には"熊川哲也",もっと言えば"跳ぶ熊川哲也"を見に来た方も多いと思うので,
そうした見せ場はもちろんあるのですが,でもあくまで白鳥の舞台.
相手役を美しくサポートし,立ち姿や背中と首筋の凛とした様子に目を引きました.
残念ながら後ろのお席で表情まではうかがい知れませんでしたが,
ジークフリードの揺れ動く心情も伝わり,
「騙されるなんておバカ」と余計なことまで思ったり(笑)
テレビで見る"踊らない"熊川さんの印象や,
先のポスター・パネルようなイメージとも違い,
実際に劇場でみると,そうして自分の人気を使えるところは使い,
しかし彼が育てたカンパニー・ダンサーたちへの愛情,
日本のバレエを発展させたい思いまで何となく想像してしまう公演で,
他の演目も観てみたいねと話しながら帰りました.
by tteatt2703
| 2013-10-23 23:00
| おでかけ
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